

トレーニングやレースで爪が黒くなったことはありませんか?
今回はそんなときの対処法をお伝えしますね。
なんで爪が黒くなるの?
単純な話ですが、血豆(ちまめ)です。
シューズにつま先が当たり続けたり、指先に圧力がかかるような走り方をしていると、発症しやすくなります。
爪下血腫という名前で、酷いものはほっとくと爪が無くなったりしてしまいます。
そうなる前に予防をしましょう。
シューズのサイズを合わせる
まずはシューズのサイズが合っているか確認してみましょう。
踵をブカブカさせずにしっかり合わせて、靴紐を締めます。
この状態で指先に1cm強の余裕があればオーケーです。
オリンピックメダリスト達のランニングシューズを作ったことで知られるミムラボ代表の三村さんによると、シューズの最適なサイズは足の実寸プラス1.5cmであるということです。確認してみてください。
もしつま先の間隔に余裕が無ければ、思い切って買い替えることをおススメします。
靴はランニングにとって生命線と言っても過言ではないパートナーだからです。
指にテーピングをする
つま先の黒爪になりやすい箇所に細めのテーピングテープをクルクルっと巻いて保護しましょう。
あまりこだわる必要はありません。
靴と接触する部分を守るように巻きましょう。
他にも痛くなりやすい指があれば巻いておいた方がいいですね。
着地の度に起こる接触のダメージが軽減されることにより、黒爪の予防に繋がります。
5本指ソックスを履く
もっと簡単にするならこれです。
履くだけで指同士の接触による負担は軽減されますので、改善が期待できます。
ただしつま先の負担については残りますので、テーピングをあわせて行うとより強力な効果を得られるかと思います。
足裏に滑り止めが付いているものがあればなお良いでしょう。
下り坂などで靴の中で足が滑ることによるつま先の負荷を抑えてくれます。
フォームを改善する
ここまでの方法で効果がなければ、一筋縄にはいきませんがフォーム改善も行なっていきましょう。
つま先の接触によるものであればこれまでの方法で改善が期待できますが、効果がなければ別の原因が考えられます。
ひとつ考えられるのは着地の際に血流がつま先に集まりやすいフォームになっているということです。
着地の際の重心が体の前にあって、踵から着地をしていると、そういう状態になりやすいです。
腰を高く保ち、へその真下で着地することを意識しましょう。
そうすることで、踵で着地しないようになり、指先に血流が溜まりにくくなります。
この走法はミッドフットやフォアフットと呼ばれ、近年になって踵着地よりも効率的であることが知られてきています。
実はマラソンを走り切る際にも武器になってくれますので、黒爪を治すついでに習得してしまいましょう。
いかがでしたたか? 黒爪はきちんと対処すれば防ぐことができますので、ぜひお試しくださいね。