マラソンのトレーニング中に、なんか調子良いな!という時はありませんか?
そんな気分に合わせて気軽に取り組むことができるのがビルドアップです。
マラソンのトレにはビルドアップが最適
ビルドアップとは
ビルドアップには「作り上げる」という意味があります。
最初ゆっくりスタートして、一定の距離毎にペースを上げていきながら体を鍛え上げるトレーニングです。
例えば最初の1キロを6分のペースで入り、次の1キロを5分45秒、さらに次の1キロを5分30秒と15秒ずつ短縮し、最終キロ5分までペースを上げてトータルで5km走る、といった取り組み方です。
- 0~1km:キロ6分00秒
- 1~2km:キロ5分45秒
- 2~3km:キロ5分30秒
- 3~4km:キロ5分15秒
- 4~5km:キロ5分00秒
マラソンに何がいいの?
インターバルに比べて早めのペースを維持する期間が長くなりますので、長距離に対するスタミナを養うのに役立ちます。
また、距離の間隔やペースに絶対のルールがあるわけではないので、その日の気分で気軽に始められるのも特徴です。
たとえば、3km走って調子が出てきたら次の2kmはペースを上げてみて、ラスト1km追い込んで終わる、なんていう組み立ても思いつきで出来てしまいます。
- 始め3km:キロ5分45秒
- 次の2km:キロ5分15秒
- 最後1km:キロ4分45秒
サブスリーの走力判断にも
サブスリーを目指すランナーにとって、”ソツケン”と呼ばれる検定トレーニングがあります。
それは、合計15kmにもおよぶ、5km毎のビルドアップ走です。
- 始め5km:キロ4分15秒
- 次の5km:キロ4分00秒
- 最後5km:キロ3分45秒
特徴は、最初の5kmをマラソン目標タイムのペースで始めることです。
5km毎にキロあたり15秒ずつペースアップし、最後の5kmはキロ3’45”平均で駆け抜けるという過酷なトレーニングです。
ギリギリでサブスリーを狙うランナーにとって、ラスト5kmは地獄と化しますが、これを乗り切ることができれば、サブスリー達成の可能性は高いといえるでしょう。
他にも、ヤッソ800というインターバルトレーニングでも、目標タイムの達成可能性を測ることができますので、参考にしてみてください。
みなさんもぜひお試しください