マラソンレース中、徐々にエネルギーを消耗すると体に蓄えていたグリコーゲンが枯渇し、やがてエネルギー切れを起こしてしまい、体の動きがピタリと止まってしまいます。
エネルギーの枯渇状態は体験してみないと実感しにくいですが、脳や体全体が“もう無理だよ!”と全力で訴えてきます。
そうなってしまう前にエネルギー補給が必要です。
食べ物を口にしてから体にエネルギーが行き渡るのに、30分くらいは見ておいた方が良いでしょう。
そのため、エネルギー切れを起こす手前で補給をしていくことが大事になってきます。
ゼッケンの裏に貼り付ける


飴やサプリ限定ですが、この方法が最強と思っています。
やり方は簡単で、ゼッケンの裏に飴やサプリを貼り付ける、ただそれだけです。
飴は5km毎に1個補給するとして予備も考えると8個前後くらいで良いでしょう。
サプリは、給水だけでは補給出来ないアミノ酸補給できるスティック2本と、痙攣防止のために芍薬甘草湯1本あれば十分だと思います。
激痛が起こった時などエマージェンシー対策としてロキソニンを用いる人もいますが、そこまでいったら、次のことも考えてそのレースはやめても良いかなと思います。
補給できるエイドを事前に確認
大会案内パンフレットやホームページでエイドの場所を確認しておきましょう。
また、給水だけなのか補給食はあるのかも確認しておくと、当日の携帯食を減らす作戦が立てやすくなります。
サイドバックいっぱいに携帯食を詰め込んでいる人も見かけますが、補給食を必要とするタイミングは概ね20kmを過ぎた以降になります。
しっかりエイドを活用して持ち運ぶ食べ物はなるべく減らし軽量化しておきましょう。
スペシャルドリンクを活用
大会によりますがスペシャルドリンクを設置してくれる大会もあります。
私は篠山ABCマラソンで初サブスリーを達成しましたが、その時スペシャルドリンクを置いてもらいました。
内容はアミノ酸を含むベスパというものと、炭酸を抜いたコーラを混ぜたもので、100円均一で購入したしょう油入れに、派手なゼッケンカードを立てて目立つようにしてました。

おかげで取り損ねることは無かったです。
沿道の方にもお世話になる
沿道の方や子供達が飴やチョコを配ってくれていることがあります。
遠慮せずにいただきましょう、ありがとうを忘れずに。その方がお互いに気持ちよく、簡単にWINーWINの関係性が生まれます。
このお互いに嬉しい感覚は確実にエネルギーとなって、完走に向けて背中を押してくれてますので、沿道からの好意にはどんどん積極的に応えていきましょう。
いかがでしたか? 補給食一つでも、作戦があるとないとでは負担が大きく変わりますよね。
是非参考にしてみてください。