マラソンの練習は故障との付き合いといっても過言ではありません。
左右の体のバランスがとれている一部の方を除いて、多くの人は痛みや故障の出やすい部分をそれぞれに持っていることでしょう。
しかも冬はマラソンのハイシーズン。
レースを終えて疲れた時でも、次のレースに向けて1週間後には体と相談しながら練習を再開することも少なくありません。
今日はそんな中でもしっかり練習をしつつ、故障を防ぐ比較的簡単な実践方法を2つご紹介します。
その1 冬場のアイシングはお風呂のシャワーで
オールシーズン共通の対策はやはりアイシング
ご存知の方も多いとは思いますが、アイシングとはスポーツで故障した部分に氷のう等を当てて冷やすことにより回復を促す手法です。
アイシング用のセットを利用すると、氷のうを故障部分にベルトで固定することが出来ますので、自宅で簡単に実践することができます。
冬限定!時短アイシング
しかし冬場はもっと簡単に実践しつつ、時短も出来るとっても良い方法があります。
それは自宅のシャワーで故障部分を冷やすことです。
冬場の水道水は氷水のように冷たいですよね。
少し勇気が要りますがw これを故障部分に2~3分かけてください。
あくまで自分の実感ですが、氷のうでアイシングするのと変わらない効果が得られると思います。
ヒザや足首など自分が慢性的に故障しやすい箇所にかけることで、翌日の練習の際に違和感がないことが確認できることと思います。
なので、ぜひ実践していただきたい、おススメの方法なんです。
その2 ジョギングは芝生の上で
みなさん色々なペースでの練習を試されているかも知れませんが、路面の種類はいかがでしょうか?
限られた時間の中での練習となると、アスファルト上での練習がメインになりがちではないでしょうか。
不整地は脚への衝撃を分散してくれる
実は路面の種類を芝生などの不整地を織り交ぜるだけで、故障の予防効果が期待できるんです。
例えば街中やアスファルトだけで練習をしていると、路面が固い上に平坦であるため、足の接地角度が常に一定となり、同じ筋肉や腱に負担がかかり続けた結果、故障を発症しやすくなります。
一方で芝生上を走った場合には、路面が柔らかいということもありますが、足を路面に接地させる角度が微妙に変化し続けるため、アスファルト上ではあまり使われていなかった筋肉や腱に刺激を与えることが出来ます。
これにより、アスファルト上で酷使していた筋肉や腱が休まるために故障をしにくくなるということが期待できます。
不整地を走ることで故障しにくい脚作りができる!
さらにもう一つ、大きな付加価値として、故障しやすい部分の周辺の筋肉や腱に刺激が入って鍛えられることにより、故障部分を周りから支える構成が形成されやすくなるんです。
芝生などの不整地を走るということは、今の故障を防ぐという効果と、これからの故障を予防するという2点が得られる、とってもお得な方法なんです。
いかがでしたか?これらは少しやり方を変えるだけで生活にも組み込みやすい方法かなと思いますので、ぜひ実践して楽しくランしてみてくださいね。