花粉症でも走りたい!マラソンお悩み解決

初心者向け
  1. ラック
    ハックション!あれ?風邪かな。。
ラキ
花粉症じゃない? 熱もなさそうだし。
ラック
え〜ついに発症しちゃった!? これから走り込もうと思ってたのにどうしよ。。

花粉症の季節、トレーニングやレースをどう乗り切るか発症している人には大きな課題ですよね。

今回は花粉症とランニングをうまく両立させるコツをご紹介します。

花粉の少ない時間に走る

早朝や夜は花粉の飛散量も落ち着いてますので、必要以上に症状を悪化させることなくトレーニングに取り組むことができます。

特に早朝は最も飛散の減る時間帯ですので、通勤・通学前の朝ランで1日を始めると集中力もアップして一石二鳥でしょう。

雨の翌日の早朝、晴れていれば花粉症の人にとっては絶好のコンディションとなりますので是非チェックしてみてくださいね。

レースの場合はスタート時間がなるべく早い大会を選びましょう。

飛散のピーク開始となる11時台までにゴールできる大会に絞ることも、この時期には検討しておきたいですね。

室内でトレッドミルを使う

日中に練習をする場合は、症状の悪化を避けるため、なるべく室内にしたいですね。

通える場所にジムなどの施設があれば、花粉の時期だけでも契約してみてはいかがでしょうか。

地域の市営施設でもトレッドミルを置いている場合がありますので確認をしてみましょう。

トレッドミルの利点として、上位グレードの機種になると、傾斜角を変えて上り坂トレーニングが出来るものがあります。

短い時間で負荷を上げやすく、忙しい人ほどありがたい機能となりますので、花粉シーズンは筋力アップシーズンと割り切ってみても良いかも知れません。

ウェアでも対策をする

どんなウェアで走るかによって、体に付着する花粉の量が随分変わってきます。

そして体に付着した花粉は、うっかりしているとそのまま室内に持ち込むこととなってしまい、緊張が解けた後に症状の悪化を招いてしまいます。

無駄に花粉を持ち込まないよう、ウェアを選ぶ際は以下のポイントに気を配りましょう。

  • 露出を減らす
  • ビニール製の素材を選ぶ
  • 襟の高いデザインを選ぶ

露出を減らす

長袖を基本に、手袋、キャップをかぶり、サングラス(できれば花粉対策用)を着用しましょう。

眼や鼻・喉はもちろんですが、肌に付着した花粉に対してもアレルギー反応は起こります

少しでもストレスフリーな状態に近づけるため、なるべく物理的に遮断してしまいましょう。

ビニール製の素材を選ぶ

ウェアをウィンドブレーカーなど変えるだけで、表面に花粉が残りにくくなり、家に入る前に体を数回はたくだけで室内に持ち込む花粉の量を減らしやすくなります。

最近はトレイルランニングのレインウェアで200gを切るウィンドシェルと呼ばれるものが急成長しています。

日常着としても使えるスタイリッシュなデザインも多く、花粉対策、雨天対策も兼ねることが出来ますのでマラソンでも活用していきたいですね。

襟の高いデザインを選ぶ

表面を遮っても隙間から少しずつ花粉が流入してきますので、なるべく隙間が少なくなるよう襟の高いデザインを選びましょう。

その上でネックウォーマーを重ねれば、ほぼほぼシャットアウトできるでしょう。

ラン後は花粉を洗い流す

ランから帰宅時は、玄関先で花粉を叩き落としましょう。

もちろん息を止めてw

帰宅後はサッとシャワーを浴びていち早く全ての花粉とオサラバしてください。

マスクを着用する

マスクを着けて走るなんて、すごくスパルタで修行している感が出てしまいそうですが、実は昔からある練習方法です

今でも高山トレーニングの模擬をする低酸素室で、マスクをして生活している箱根ランナーがいます。

さすがにマスクをした状態でスピードトレーニングは危険ですが、LSDなどゆったりした練習に限れば、マスクをした状態でも十分可能と思います。

少ない酸素量でトレーニングすることにより、高山トレーニングに近い状態を作り出すことが出来ますので、ピンチはチャンスの精神でトライしてみてはどうでしょうか。

薬を服用する時間を選ぶ

とはいえ、花粉を全く吸い込まないわけではないので、内服薬により症状を抑えることも必要でしょう。

問題は服用する時間で、走っている時間帯よりも、走り終わった後の時間帯を重視しましょう。

走っている時間は軽い興奮状態にありますので、症状の発現もある程度抑えられています。

トレーニング中に内服薬の効き目のピークが来るようにすると、走り終わった帰宅後にリラックスした時間帯が地獄となってしまいます。

そのため、トレーニング前からトレーニング中は予防をしっかりと行い、トレーニング後に薬を内服する方が、生活面とのバランスを取りやすいのではないでしょうか。

以上、花粉シーズンは意外と日頃の練習を見直すチャンスも転がっていましたね。

予防や対策に万全を期した上で、足りない部分は薬に頼る。というスタンスで、厳しい花粉シーズンを乗り越えてください!