神戸のアウトレットで、前から気になっていたナイキの厚底シューズを購入しました。なんと、8999円。
![](https://junpeirun.com/wp-content/uploads/2019/04/7D0D80B7-4C9A-495A-8246-2E5A19B1C250-300x225.jpeg)
いまやナイキはマラソンの世界記録、日本記録ホルダーの足元を支えるヴェイパーフライでゆるぎない信頼を勝ち得ています。
少し前はアディダスも良かったのですが。。
そんなヴェイパーフライは売り切れ続出で、履いてみたいけど入手できない、幻のシューズと化しています。
しかしながら、そのDNAを継承している、ナイキ ズームフライであれば、入手は可能。
しかもヴェイパーフライは超高額!そのため、まずは基本的な考え方を受け継ぎつつ、ファンランレベルでも履きこなせるクッショニングを確保しているズームフライで、自分に合っているかどうか確かめてみることも一つかと思います。
足の接地に慣れてくれば、ヴェイパーフライの購入を検討しましょう。ヴェイパーフライは高額で寿命は160kmと非常に短命のため、トレーニングからバリバリ使用することはかなり贅沢ですよね。
そのため、ズームフライをトレーニングメインで活用し、ポイント練習やレースではヴェイパーフライの出番、という風に使い分けましょう。その方がシューズの寿命も延びます。
また、負荷に応じたクッショニングを適用することにより故障予防にもつながります。
- ズームフライでトレーニング
- ヴェイパーフライでレース
さて、フライに共通する思想を紐解いてみましょう。
履いてみるとわかりますが、歩き出すと足が自然に前に出るように踏切りがスムーズ。まるでつま先が無いかの様な感覚になります。
これは先端の形状が丸みを帯びていることによります。
![](https://junpeirun.com/wp-content/uploads/2019/04/B8ABE3C9-B8C2-4B65-8D32-8BA8239F921E-300x225.jpeg)
かかと側も反り上がった形状となっており、かかとから着地→くるんと回転→つま先へ力を移動、という流れを意識しているようです。
![](https://junpeirun.com/wp-content/uploads/2019/04/A4ED243F-C6C7-49E9-932E-C318E9ABFF6F-300x193.jpeg)
このかかとからつま先への転がるような力の逃がし方はHOKAも共通しており、横からみるとわかりますがほぼ同じ思想で設計されていることが見て取れます。
![](https://junpeirun.com/wp-content/uploads/2019/04/B02DFF7E-0D42-4C2F-AEA4-D927EC246B8C-300x112.jpeg)
しかしHOKAとの違いはその反発力。
ズームフライは、ヴェイパーフライと素材は違えど同様のナイロンプレートが入っていることにより、レース使用にも耐えうる反発性と推進力を兼ね備えています。
一方HOKAはトレラン用に設計されているシューズのため、路面の突起物などへ対応しつつ、50kmオーバーのロング走に耐える必要があるため、平坦な路面を走るとじわっと沈み込むようなクッショニングを感じられ、まるで芝生を走っているような感覚です。
そのため、マラソンのレースを意識する場合には、ズームフライのほうがより適していいると言えるでしょう。
重量も26cmで220gを切っており、ポイント練習にも支障の出ない重さ。気にせず使うことができます。
![](https://junpeirun.com/wp-content/uploads/2019/04/B7E1FFD2-931E-47FF-9A26-361E08453934-300x249.jpeg)
また、かかと着地からつま先への力の抜け方に考慮する一方で、フォアフットやミッドフット走行にも適しており、その理由はつま先側のクッショニングにあります。
HOKAもそうですが、初心者向けのクッショニングシューズと一線を化している理由がここにあり、フォアフットで接地しようとしたときに、かかとが分厚すぎて先に接地されると、リズムをとりずらくなってしまいます。
その点、ズームフライはつま先側の厚みもしっかりとありますので、フォアフット着地も行えるようにドロップ差が設計されています。
初心者にも、中・上級者にも考慮がされている。そんな配慮の深さもこのシューズの人気を支えている点であるといえるでしょう。
今後もフライシリーズのラインナップが増えるにつれ、ますます目が離せなくなりそうです。