ナイキの最強シューズ「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」はどんな進化を遂げた?

装備・アイテム

世界を席巻したヴェイパーフライ4%の刷新モデルがナイキから発表されました。

その名はネクスト%。モビットポーズでお馴染みのオリンピア、モハメド・ファラー選手が「アスリートとして常にネクスト%先を望んでいます」と語ったことに由来しているんだとか。

では気になるアップデート内容を見ていきましょう。

走行安定性がさらに向上

ズームエックスの配分の見直しによりソールの前後のドロップ差が11mから8mとなり、走行安定性を確保しつつエネルギーのリターン率を最大化する調整がなされています。

ドロップ差が少なくなり、よりフォアフットに適したシューズになったと言えるでしょう。

ヴェイパーフライ4%から推進力の源として機能していたフルレングスのカーボンファイバープレートは今作でも健在です。

ズームエックスは15%増量していますが、シューズの重さは変化なしとなっています。

快適さの確保

新たに導入されたアッパー素材の「ヴェイパーウィーブ」はフライニット素材よりも軽量かつ通気性に優れており、シューズ内の快適さを保持します。

また、かかと内側に小さなフォームを配置することで、ロング走でもアキレス腱に優しい設計となっています。

シューレースの位置にもこだわりがあり、中心からずらして配置することで足の圧迫を防いでいます。

雨への対策

「ヴェイパーウィーブ」素材は汗や雨など水分の吸収を抑えてシューズが重くなることを防ぎます。

フロント側のアウトソールのパターンを見直しグリップ力が改善。濡れた路面での性能を向上させています。

つまり一言でいうと「より走りやすく、雨にも強くなった」と言えるでしょう。

マラソン日本記録保持者の大迫傑選手も「効率よく走ることや、衝撃が少なくなることを感じた」とコメントしています。

気になる価格は29,700円(税込)。性能向上を考えると、コスパも向上していると言えそうです。2019年7月より発売開始の予定。