【レース回想】2018広島恐羅漢トレイル

ラン日誌

2018年5月の話ですが、広島の安芸太田町にある恐羅漢山周辺を60kmちょい走り回るトレイルランニングの大会に参加した時の記録を振り返ります。

この大会のエキスパートコースは、UTMF(ウルトラトレイル・Mt.Fuji)の応募に必要なITRAポイントを4ポイントゲットできる関西では珍しい大会。

またこの大会のコースは少し変わっていて、A、B、Cと3つのパートに分かれており、それぞれのパートのゴールが最初のスタート地点となっています。

そのためパートの終わりでリタイヤがしやすいわけです。

逆にいうと、それだけリタイヤの誘惑があるわけで、体がギリギリの状態で次のパートに挑むには他の大会よりも強い気持ちが必要となります。

Aパートは初心者向けのミドルコースと共通で、高低差も他のパートより少なく路面も柔らかくて走りやすい。

ロードを走らされることも少なく脚に優しいので、トレランを始めてみようという方にも取り組みやすいコースです。

シングルトラックが多いので順位狙うなら前に出ないとですが、私は完走狙いでしたのでついて行きやすい集団に入り込んで、出来るだけ脱力することにしました。

それでもやはりトレイル。ゴールする頃にはクタクタで、でも休みすぎると次に行けない気がしていたので、休憩もそこそこに気持ちを振り絞ってBパートに向かいます。

Bパートは距離こそAパートとさほど変わりませんが、高低差がエグい。

大きく3山超えますが、2山目で既に限界に達し・・2山目の下りでは雨によるぬかるみの影響で攻略が困難な状態でした。

また、一旦下まで降りてからの3山目の上りは、Aパートの疲れの蓄積もあり、気力も総動員してどうにか越えたという感じ。

Bパート前半はかなり温存してきたつもりでしたが、それでもパート終わりでは精魂尽き果てた状態でした。

Cパートはラスト10km。前半は緩やかですが、最後の上りが最も厳しい急傾斜。

これさえ越えればゴールは見えてくるのでタイムが許せば完走はできそうです。

が、体は既に限界。ここをスタートするのはとても勇気がいりました。

とはいえ、あと10kmでゴールと思うとなんとなくスタート出来てしまうから不思議です。

最後の登りはとんでもない角度でしたが、ちょっとずつでも進めばゴールに近づくはずだと言い聞かせて一歩一歩を踏み出します。

この登りだけで30分くらいかかりましたが、あとは下りと思えばなぜか体が動いてくる。

体の本当の限界はどこにあるのか、ますますわからなくなりました。

時間はかかりましたが、制限内でどうにかこうにかゴールして、ITRAポイントを4ポイント取得しました。

全体的にまだまだですが、とくにBパートで遅れている印象ですね。

2019年の出場は見送りましたが、サブスリーに復活できたら是非再チャレンジして、自分の実力がどれくらい通用するのか試してみたいと思います。