ホワイトマラソン撃沈!3月2週めの振り返り

ラン日誌

神戸のワイナリーで3/14に開催されたホワイトマラソンに参加してきましたが、残念ながら撃沈してしまいました。レース1週間前からのピーキングとレース当日の模様を振り返ります。

3月2週めの振り返り(週間70km)

3/8(月)、9(火)  ジョグ

前週は週間75kmを走り込んでいたので、疲労抜きジョグを実施しました。完全休養にするか迷いましたが、ノーランを増やすと体が動きにくくなることがあるので走りながら疲れを取ることにしました。

火曜も疲労抜きジョグ。体重計とにらめっっこしながら、走り過ぎないように注意しました。

3/10(水)  インターバル走400m×4本

シューズ:VFNext%(マンゴー)

水曜はスピード練習の日。急に決めたマラソン大会とはいえ、できるだけの調整はしておきたいので当日の動きを良くするために軽く速筋に刺激を加えました。

短めの400mを4本。ペースは80秒以内で75秒は切らない程度で。間のレストも歩きにして、疲れが残らないように注意しました。

1本目は79″で、予想より遅いタイム。2本目、3本目も同様で、体が温まっていないというより疲れが残っているな、と感じました。

そのため、予定していた5本を止めて、4本で切り上げることにしました。

3/11(木)、12(金)  ジョグ

距離を踏めていないことと体重の増加が気になったので、木曜は朝ランと昼ランで合計10kmを踏みました。ペースはゆっくりと。

木曜の夕方は家の用事もなかったので岩盤浴でしっかりと疲れを絞り出してきました。おかげでぐっすり眠れました。

金曜も昼にゆっくりジョグをしてレース前のトレは終了。

土曜はレース前日なのでいつも通り完全休養して子供らの陸上教室の様子をぼんやりと見て過ごしました。

3/14(日) ホワイトマラソン

シューズ:VFNext%(マンゴー)

いよいよ久しぶりのフルマラソン当日。準備は前日に済ませておいて、レース用のウェアに着替えてひざテーピングを済ませ8時頃に自宅を出発。

9時前に神戸ワイナリーに到着すると沢山の車とランナーの方々で賑わっていました。

ゼッケンと参加賞のホットワインを受け取り、スタート地点を確認がてらコースを下見。フルのスタート地点は集計所の200mほど先を行ったところ。さらに先のほうを下見すると、スタート地点の直後にどえらい傾斜の下り坂がありました。少しビビりましたが、多分ここが最難関なんだろうと予想して、着替えるためクルマに戻りました。

着替え終わるとスタートまでもう15分!グラサンを装着してアップしながらスタート地点へ。そして主催者さんの説明を聞きながら短時間で入念にストレッチ。周りを見渡すと20〜30人くらい?こじんまりとした人数でした。女性の方はなんと1人だけ!優勝決定ですね〜というフリで会場が盛り上がり、そうこうしているうちにスタート。

0~10km

先頭は初レースと話されていたHOKAを履いた青年。ぶんトレイルランナーなのかな?しっかりとした足取りで難なく急勾配を駆け降りて行きました。急斜面にスピードが乗るとヒザへの衝撃がものスゴくて、どう攻略したものか・・私は少しパニくってしまいました。

先頭から10メートルほど後方、3名くらいで小さな集団を作りました。

駆け下りて左に曲がった後はゆるい傾斜の下り坂でスピードを出しやすい長い直線。そしてその直線の先は・・再び急な下り坂!!一体どれだけ下るの??しかも登山並みの急傾斜かつロードなのでヒザや太ももへの衝撃がものすごい・・スピードが乗り過ぎないように体を後ろに倒しながら、所々にある大きな溝に注意しながら、坂を下り切るとようやく平坦な道に出ました。

平らな道をしばらく進んで左に曲がると上り坂が出現。坂の入り口で1kmの通過が3’55″。下りと平坦な道であったことを考えればまずまずといったところ。

下った分は上らないと~と覚悟はしていましたが、予想を上回る角度の上り坂。マラソンというより、登山のトレーニングをしているような感覚でした。結構な勾配を400mほど上り、少し下ってまたすぐ上りを100mほど。上りきった所からは平坦な道が400mほど続いてました。

平坦な道を突き当りまで進み左に曲がると再び緩やかな上り坂。集計所が近づいたあたりで2kmを通過しタイムは4’31″。長い上り坂があったことを思えば良いタイムでした。

最初の集計所の通過を0周目として、残り16周ってマジか~と播磨中央公園のフルよりも絶望的な気分になりました。目標タイムは播磨中央公園の記録を超えるように2:54分台と思ってましたが、1周回ってみてたぶん無理だな~と思いました。

集計所を過ぎると緩い下り坂→キツイ下り坂→緩い下り坂→キツイ下り坂の順に下り坂が1km以上続きます。

2つ目のキツイ坂を下り切ったところで3kmの通過は3’50″!流石に速すぎるか?とも思いましたが、なんとかサブスリーは達成したいので平均4’15″以内にすることを目標に、下りはこれくらいで押していこうと思いました。

平坦な道を400mほど進むと先ほどのエグい登りが出現。前傾姿勢で腕を引いてヒザを前に、なるべく脱力しながら惰性で進むよう意識しました。

先頭とは下りと平坦な道で少し追いつき、上りが終わるころには再び大きく離される、ということを繰り返していました。しかも上りの後半になると追いついてくる足音が聞こえてきたので、私は上りが遅いんだな~と自覚しました。

坂を上り切ったところで4kmの通過は4’23″。めちゃめちゃしんどかったのでフルを走り切れるのか?という疑問が湧いてきましたが、播磨中央公園のときもこれくらいの坂で好タイムで走り切ることが出来たので、前半はとにかく強気で押していこうと思っていました。

平坦な道のあと集計所の坂を上って少し下り5kmの通過は4’03″。ここまでの5kmは20’46″で平均キロ4’09″なので、サブスリー狙いとしてはオーバーペースだったかなと思います。

その後の5kmは上り中心の区間で最も遅いラップが4’38″、

下り中心の区間での最速ラップは3’54″と全体的にペースはやや下がりましたが、先頭はまだ見える位置だったので背中を目標にしながら落ち着けるペースを探していました。

10kmは41’39″で通過し、5~10kmの区間は20’53″。依然としてキロ4’10″のハイペースで攻めた走りをしていました。

10~20km

10kmを過ぎたあたりで、先頭に見えている背中が下り坂では結構近づいてくるようになりました。上り坂では圧倒的に離されるのですが、下り&平坦な区間の終わりでは手が届きそうな位置に。

それもあってか少し欲が出てきてキロ3’50″を再びマークしてしまいました。これはたぶん、オーバーペース。。

最も遅い区間は4’34″と悪くは無かったです。

15kmを1:02’34″で通過し、この5kmは20’55″。キロ平均4’11″とやや下がりましたが、まだまだ好ペースを維持できていました。

疲れが見えてきたのはここから。先頭が追い付きそうで追いつかないので、いったん退こうと考えたこともありますが、16~20kmの最速ラップが3’58″。

最も遅いラップは4’45″と、先ほどまでのタイム+10秒くらい遅れが出てきました。

15~20kmの5kmは21’43″。一気にキロ平均4’21″まで下がってしまいました。

20kmの通過は1:24’17″で、ここまでの平均はキロ4’13″。サブスリー達成のためには悪く無いペースですが、15kmまでキロ4’10″を切るペースだったことを考えれば、急激に下がり過ぎた感じがしました。

20~30km

20kmを過ぎてからは、下りの高速区間でもキロ4を少し切るくらいで落ち着いてきました。

上りの遅い区間は4’53″。だんだんキロ5が見えてきました。

20~25kmの区間は22’07″で、キロ平均4’25″!だいぶ下がってきました。このあたりで、サブスリー無理かも・・と思い始めました。

25kmを過ぎてからもペースダウンは止まらず下りの区間で初めてキロ4を超えました。

そして上り区間も初のキロ5超え。。でも、体が全然動かない、いわゆる「30kmの壁」という感じでは無かったです。遅いなりにも気持ちはしっかりと前を向けていました。

25~30kmの区間は23’23″。この5kmはキロ平均4’41″と、大幅にペースダウンしてきました。

30km~

そしてマラソンにおける鬼門となる30kmを通過。ペースはかなり落ちてきましたが、それなりに体は動いてくれていました。

異変が起こったのは31kmを過ぎてから。長い上り坂の区間で左ヒザの裏側に刺すような痛みが発生。最初は軽い痛みだったので右足でかばいながら走ってましたが、少しずつガマンできない痛みに変わってきて少し歩いてしまいました。

故障しては元も子もないのでここでリタイアかな~と諦めながら坂を上っていると後ろから足音が・・。ずっと2番手を走ってましたが、急激なスローダウンでついに3番手の人に追いつかれたようです。

坂の頂上で背中に付かれて、このまま抜かれて集計所までジョグしてリタイアだなと諦めたのですが、下りと平地ではまた差が開いて2番手をキープできそうな感じがしてきました。

かなりペースダウンしていたので、残り3周と少しはジョグと思ってなんとか完走するか!と気持ちを切り替えました。

しかし、集計所の1km手前あたりでヒザ裏が激痛に変わってきて、かばっていた右脚の太ももも痙攣が始まり、この状態であと3周は無謀だなと判断して、やはりリタイアすることにしました。

残り3周となる集計所の通過手前でチップを渡してリタイア完了。。終わってみれば歩きも含めてキロ平均4’33″。サブスリーは遥か彼方な状態でした。

こちらが集計所の通過タイム。最初から最後まで2番手で終わりました。

後日、優勝した人のタイムを確認したところ、3:10分台でした。同じくらいのタイミングで先頭の方もペースダウンしていたようです。もしかしたら、完走してたら背中見えてたかも。。というか、マネージメント次第ではこのレース勝てたのかも・・なんてタラレバが脳裏に浮かんでは消え、やはり自分の筋力不足が敗因だなと反省し直した次第です。

 

まとめ

残念な結果ではありましたが、坂だらけのコースに挑み続けたことで、今の自分に足りない部分がよく見えてきたレースでした。

特に感じたのは体重増による下り坂での関節への負担と、上り坂での推進力の無さでした。後半は上半身が疲れてちゃんと腕振りも出来ていなかったので、筋トレと腕振り、坂道トレーニングといった基本トレを取り入れて、日田オートポリスに向けて坂道を攻略したいと思います。

また、激しい坂だらけコースだったのでペースの確認が難しかったのですが、心拍ゾーンが160bpmを超え続けるとマラソン後半で何らかのトラブルが発生するという自分の中での基準が今回も当てはまっていたので、次回は心拍数を確認しながら前半に温存するような走りをしたいなと思いました。