【サブスリーランナーが伝授】失敗しないシューズ選び

装備・アイテム

ランニングは健康にも良いし、シューズ一つで手軽に始められてダイエットにも効果的。仕事前にランニングでひと汗かくと、効率が7倍になったというデータもあります。

でも、とりあえずどうやって始めたらいいのかわからないな・・という方は、まずシューズを選んでみましょう。

その理由は、ランニング中の着地の際に膝などの関節にかかる負担は体重の3倍にも及び、フルマラソンになるとゴールまでの間に着地の衝撃が少なくとも4万回は繰り返されるためです。

体へのダメージがどれほど残るかはシューズのクッション性などの性能に大きく依存するため、ランニングにおいてシューズがとりわけ重要なアイテムとなります。

また、自分に合ったシューズが見つかれば、自然とランに出かけたくなるもの。最初にきちんと選んでおけば故障にもなりにくいため、一石二鳥です。

著者は過去に19回フルマラソンを完走し、そのうち8回サブスリー(3時間切り)を達成しています。そのため、ある程度の信頼性を持ってシューズ選びのポイントをお伝えできると思います。

まずはお店で選ぶ

シューズ購入がネットで簡単にできるようになり、より安く買えることも多いので、ためし履きせず購入されることもあるかも知れませんね。

しかし、メーカーによって少しずつサイズが異なることがあり注意が必要です。

タウンシューズなどと異なり、マラソンシューズはサイズの微妙な違いで発揮できる性能に大きく差が出てきます。

微妙に小さいとシューズの反りによる反発力を十分に得ることが出来なくなりますし、逆に大きいと、シューズ内で足が前後にずれて爪が先端にあたり黒く変色する障害に繋がったりします。

同じメーカーのものを長年履いているのであれば、ネット購入でもある程度の予想はできますが、特に初めて履くメーカーの場合は、必ずお店でためし履きをしておきましょう。

クッション性の高いものを選ぶ

大きなお店に行くと沢山のシューズが並んでいて迷ってしまいますが、とりあえずの入り口としては厚底を選べばOKです。
 
これから走ろうという方やジョギング用の方は厚底を選び、記録を向上させるためのポイント練習用やレースに使う方は薄底を選ぶ。これだけです。
 
さらにいうと、厚底の中でもプレートが入って反発性の高いものや、ナチュラルランニングを売りとしてぐにゃぐにゃしたソールのものなどがあり、このあたりは好みになりますが、無難に行くなら大手メーカーのシューズを選ぶのが良いです。
 
理由は需要が高く、多くの市場テストを経ていて信頼性が高いからです。
 
※注意点:逆に言うと、マイナーすぎる製品はこれから始めようという方にはおススメしません。その理由は需要が低いから。
市場での実績が低く、合う・合わないの波が残っている可能性があり、合わなかった場合のノウハウといった情報もあまり無いためです。
信頼も実績も高い大手メーカーのシューズから始めるのが良いかなと。

自分に合った横幅を選ぶ

足の形は人それぞれ違います。

それと同様に、メーカーもまた得意とする足のタイプは異なります。

あくまで目安ですが、あなたの脚の横幅が比較的広めであれば、アシックスやミズノのシューズがしっくりくるでしょう。

逆に、足の横幅が狭い方であれば、ナイキやアディダスがぴったりと合いやすいはずです。

ファッション性などの好みで自分の足の形に合わないメーカーを選んでしまうと、ランがつらくなってしまうばかりか故障を起こしやすくなり、練習を継続する上での大きな妨げとなってしまいます。

そのため、基本は自分に合ったメーカーを探して、そのシューズを選ぶようにしましょう。

もしどうしても特定のメーカーから選びたい場合は、シューズによって幅広モデルやスリムモデルをラインナップしていることがありますので、確認してみましょう。

「実寸+1.5cm」で最適なサイズを選ぶ

サイズの目安は、指先部分がきつ過ぎず、1cm程の余裕があることです。

シドニー五輪の女子マラソン金メダリストQちゃんの足元を支えた日本の名工、三村氏によると最適なシューズのサイズは「実寸+1.5cm」とのこと。この長さによりシューズの反りによる反発力を得ることが出来るそうです。

加えて、紐をゆるーく結んだくらいの状態で歩いても、かかとがパカパカならなければ理想的です。

実際に履いてみて、微妙なサイズの違いと履き心地を確かめながら選びましょう。

コスパの良いシューズを探す

シューズは消耗品ですので、どんなに高いシューズでも、いずれ寿命が来て使えなくなります。

例えば、目標としているマラソン大会が半年以上先にある場合、月間走行距離によっては大会の直前にシューズの寿命が来てしまうこともありえます。

そうなると、反発性やクッション性の弱ったシューズで走るか、買いたての慣れないシューズで走るかという究極の選択を迫られてしまうことになります。

なので、シューズの寿命は予め知っておいて、大会にも履きなれた状態で臨めるように計画しておきましょう。

できれば足に合うシューズでコスパの良いものを、バックアップとしてそろえておくと安心ですね。

お店でサイズを合わせておいてネットで最安値を探して購入すると、お財布的にもおトク感がありおススメです。

最安値の検索については、価●.comもいいですが、型番などで検索すると意外と穴場が見つかったりすることもありますので、お試しください。

ではまた!